石造宝塔・五輪塔2基 県指定文化財
「中央の宝塔は花崗岩製で高さは2.36メートルある。相輪の上部を失っているほかは完全な形を保っている。塔身正面に銘があり、正和4年(1315)の造立であることがわかる。塔身軸部には扉形を彫り出し、飾り金具を浮彫りするなど精巧な表現をしている。
左石の五輪塔は共に石英粗面岩(龍山石)製で、無銘であるが宝塔と同じ頃のものと思われる。高さは左塔が1.72メートル、石塔が1.83メートルとなっている。
宝塔は市内最古のもので手法的にもすぐれた責重な遺品であり、同じく五輪塔も市内最古のものと考えられている。」
平成7年2月
兵庫県教育委員会
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