石橋巡り
(2004年3月20日)

2.臼杵市
(近戸橋・津留平橋・間戸川車橋・杭河内橋・高須音波橋・高山橋・荒田家野橋・
大典橋・吐合橋・久保橋・川原橋・通の車橋・松原橋・松原久木小野橋)




1.北川町〜宇目町〜弥生町

3.野津町〜三重町〜宇目町

4.道中でみたもの



近戸(ちかど)橋 臼杵市乙見

臼杵川
橋長:26.7m
橋幅:5.4m
径間:23.7m
拱矢:11.1m
架設:明治26年

鳴清水橋、津留平橋を探しているうちに、いきなり目の前に飛び込んできました。昭和44年に乙見ダムに水没したそうです。満水時には橋面の上まで水位が上昇するそうです。今日の水位がどれくらいなのか気になるところでした。

国道10号線、佐伯方面から県道633号線へ右折、約2.9Kmで国道204号線と合流します。そこから更に4.1Km北上、野津町と臼杵市の境の臼杵川を渡るとき、右手に見えます。




津留平(つるひら)橋 野津町八里合

橋長:9.5m
橋幅:3.0m
径間:6.5m
架設:昭和14年


近戸橋のたもとのお宅で間戸川車橋の場所を尋ねました。たどり着いたのはこの橋でした。どうも間戸川車橋をご存知でないみたいでした。

近戸橋から国道204号線を550m南下、県道津久見野津線へ左折、約300m先に架かっています。
間戸川車(まどがわくるま)橋 野津町八里合 田の平
町指定有形文化財

臼杵川
橋長:23.0m
橋幅:4.0m
径間:4.0m
拱矢:12.0m
架設:嘉永3年(1850)8月

近戸橋から国道204号線を約20m南下、左折。田んぼ道を迷わず550m進む、くれぐれも55mではない。右手に石碑が見えますので、そこを左折、約50m先左手に電柱がありますので、そこに駐車して下り坂の小道を歩いて行きます。約150m先に架かっています。




 
いよいよお目当ての間戸川車橋です。さてさてたどり着けるかどうか。
案の定道を間違え、おまけに田んぼ道で脱輪までしてしまいました。友人がこんなこともあろうかと、脱出グッズ(板材6枚、角材2本)を準備しておいてくれましたので、無事自力で脱出できました。
たどり着けずに田んぼの中に引返すと、幸いにもこのご夫婦がおられましたので、道を尋ねることができました。この橋について色々と教えて下さいました、ありがとうございました。
近戸橋の約300m上流にあたり、谷が深くどう考えても軽装備では下に降りられそうもありませんでした。

軽トラック程度ならば今でも通行可能だそうです。




杭河内(くえがわち)橋 臼杵市乙見 杭河内

橋長:9.6m
橋幅:3.5m
径間:5.4m
拱矢:2.7m
架設:大正初期

両岸をコンクリートで補修してあります。最初覗き込んだとき、コンクリートが見えたので、石橋ではないと先へ進みました。引返して反対側を良く見ると、石橋でした。

近戸橋から国道204号線を640m北進。国道663号線との分岐ですが、国道204号線は右折。約3.2Km先、「くえがわち」バス停のところです。




高須音波(たかすおとわ)橋 臼杵市高山 高須
臼杵市指定有形文化財
野津町指定有形文化財


臼杵川
橋長:32.7m
橋幅:4.0m
径間:24.0m
拱矢:8.9m
架設:明治45年

山道が開け、いきなり飛び込んでくる光景に圧倒されました。
「大野郡野津町と臼杵市の境を流れる臼杵川に架かる、凝灰岩製の石橋です。この橋は地元事業家であった麻生音波(あそうおとわ)氏が臼杵市と野津町の産業と文化の交流発展のために、私財をなげうって建設に尽力したものと伝えられています。
 明治41年(1912)に石工竹尾伊三郎により、造られています。一連の石造アーチ橋としては県下でも最大級のものです。」

臼杵市教育委員会

近戸橋から国道204号線を220m北上、町道へ左折、270m先左折ダムを渡る。450m先T字路を右折900m先右手に見える。




高山橋 臼杵市高山

橋長:7.3m
橋幅:3.4m
径間:5.1m
拱矢:2.4m

音波橋を渡り(最初の分岐は左)約3Km先、町道に架かるこの道このまま600m進むと、国道502号線、南津留小学校のところに出ます。




荒田家野(あらたいえの)橋 臼杵市大字家野

橋長:6.1m
橋幅:3.6m
径間:2.4m
拱矢:1.2m


お恥ずかしい話ですが、荒田さんのお宅にある石橋と思っていました。
川ではなくて農道を跨ぐ市道に架かっています。

国道502号線、臼杵石仏入口から500m西進、右折。約500m先に架かっています。





大典(たいてん)橋 臼杵市武山 堤内
記念すべき400基目

橋長:11.1m
橋幅:2.6m
架設:昭和3年

ここは特に菜の花が目立っていますが、臼杵市のいたるところで菜の花が咲いていました。

国道502号線、臼杵石仏入口から3Km西進、町道へ右折。750m右手に架かっています。




吐合(はきあい)橋 臼杵市武山

橋長:7.9m
橋幅:4.2m
径間:3.9m
拱矢:2.0m
架設:昭和6年

大典橋よりさらに800m西進、分岐を左折、1.6Km先に架かっています。
久保橋 臼杵市吉小野 久保

橋長:15.4m
橋幅:4.4m
径間:6.3m
架設:大正14年

おー!出ました2連のめがね橋

吐合橋から国道502号線へ戻り、800m東進、障子岩交差点より県道25号線へ左折。2.9Km先を左折、200m先に架かっています。




川原(かわばる)橋 臼杵市吉小野 川原

橋長:7.4m
橋幅:3.8m
径間:5.5m
拱矢:2.4m
架設:昭和18年

久保橋より県道25号線へ戻り、200m西進、右折。1.8Km先県道206号線へ左折、100m先左折、50m先右折、200m先左折、200m先に架かっています。





通の車(かよいのくるま)橋 臼杵市大字田尻 通
市指定有形文化財

橋長:11.6m
橋幅:4.6m
径間:10.1m
拱矢:4.1m
架設:文化10年(1813)

「この石橋は凝灰岩の切石積み上げによるもので、径間11.4m、拱矢約5.6mを計る一連のアーチ橋である。
 臼杵城下から府内へ通じる旧道「府内往来道」の末広川上流域通に架かる橋である。「古史捷」という記録により、文化10年(1813)に架けられたことがわかっており、歴史的、年代的にも由緒ある石橋である。
 現在は、路面をセメント舗装されていますが、昔と変わらず地域の人々の交通の利便をはかっています。」

臼杵市教育委員会

川原橋より県道206号線へ戻り、3.3Km東進左折、橋を渡り県道21号線へ左折、1.1Km先通峠バス停を右折、100m先に架かっています。




松原橋 臼杵市大字田尻 松原

橋長:9.2m
橋幅:2.4m
径間:7.2m
拱矢:3.0m
架設:昭和7年4月

通の車橋から県道21号線に戻る。1.8Km西進、右手に見えます。



松原久木小野(まつばらくぎおの)橋
臼杵市大字田尻 松原


橋長:13.2m
橋幅:3.6m
径間:7.9m
拱矢:3.7m

いやー、変なところを探していました。正解は・・・。

松原橋を渡り西へ100m



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