8.岩屋寺石仏

2016.09.18


1.豊後二見ヶ浦 2.通山神社 3.野坂神社 4.大分社庚申塔群 5.津守熊野神社庚申塔 6.大石若宮八幡宮猿田彦命 7.大国社猿田彦大神 8.岩屋寺石仏 9.上野丘東の猿田彦大神 10.弥栄神社の猿田彦大神 11.弥栄神社の石橋 12.賀来神社旧参道石橋 13.上野町若宮八幡社 14.小野鶴八幡宮の青面金剛群 15.稙田大明神の庚申塔 16.田代橋 17.南郷城跡

大分市上野丘東




岩屋寺石仏 県指定史跡
「全部で十七躯の磨崖仏から構成されています。崖面の中央にあるひときわ大きな如来像(推定)をはさんで、向かって右側には最も右端の十一面観音菩薩立像など六像が並びます。向かって左側には最も右端の不動明王立像など合わせて十像が彫りだされています。どの像も彫刻面がひどく傷んでいるため像名のわからないものもありますが、近くの大分元町石仏(国指定史跡)にならって考えると、中央の如来坐像を薬師如来とし、その左右に釈迦如来、阿弥陀如来の二組の三尊像を陽刻し、過去・現在・未来の三世信仰を表そうとしたのが基本の仏像配置であったと推定されます。平安時代後期の制作と思われ、当時のすぐれた仏教美術の技と仏教信仰の厚さをうかがうことができます。国史跡でしたが、傷みが著しいため県史跡に変更されました。
 なお右手の崖にはかつて小仏像を収めていた千仏龕があります。」
岩屋寺石仏に立ち寄りました

左側から

最も右端の十一面観音菩薩立像

かつて小仏像を収めていた千仏龕
9.上野丘東の猿田彦大神へ