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真萱
水路橋
2004.01.24

串間市大字一氏 真萱(まかや)

福島川支流
橋長:25.0m
橋幅:4.06m(下幅)
径間:11.0m
拱矢:5.5m
環厚:52〜61cm
    2列目45cm
架設:明治38年〜41年

三ヶ平橋から県道34号線に出て、都城方面へ約3.5Kmゆるやかな左カーブの右手農道に入ってすぐです



「明治の末期に井堰、用水路、水田等を開発したのは大束地区の一之瀬である。この工事は、愛知県の人大谷派本願寺の布教徒として都城に来たり、願蔵寺という寺を建立住職となり、たまたま大束に来たり、その荒涼たる原野を見て水田開発を思い立った。併し資金困難の状を察し、自ら資金を調達することにした。地主一同は感激して完成の暁には耕地の四分を代償することを約していよいよ工事を始めた、しかるに難工事であったため、その辛苦は一方ではなかった。これを見て、僧加藤氏は自ら人夫と交わり、ツルハシを振り、モッコを担いだりして大いに労役を励んだ、遂に明治40年4月、大矢取の上流を横断石造堰が出来た」
福島郷土史より
見応えある橋です

上流側

現役の水路橋です
以上 2004.01.24撮影


この亀裂が気になります
2004.06.13撮影


bmhさんの写真で串間市の真萱水路橋の壁石が崩落しているように見えましたので、その確認とおおまかに計測しました

草木を伐採した部分が崩落しているように見えただけでした

上流側

下流側
以上 2005.05.08撮影


2年ぶりの訪問

亀裂が心配です

基礎に近いところの輪石にも亀裂が入っています
以上 2007.05.27撮影


7ヶ月ぶりの訪問

上流側

上流右岸側

上流左岸側

下流左岸側から
以上 2008.02.03撮影


5年1ヶ月ぶりの訪問

下流側

右岸側
亀裂は以前と同程度

左岸側

上流側
以上 2013.03.20撮影



1年3ヶ月ぶりの訪問

下流側

右岸側

拱頂部

上流側

上流側
以上 2014.06.28撮影