旅人荷付場跡 旧山陽道・船木本宿
「江戸期には、ここに駅馬十五頗と人足十数人が用意され、公儀役人や大名行列、旅の人々の世話をしていた。
船木は本宿で、この本往還すじに町屋がならび、表と裏まちに水路が二すじ流れ、御茶屋(本陣)・勘場(役所)また田町に御番所なども設けられ宿場役人がいた。
この街道を往来した旅人の中に、古くは今川貞世(了俊)、連歌師の宗祇がいた。また、近世には川路聖謨、河井継之助(長岡藩士)など知名の武家、『小春紀行』を書いた大田南畝やいろいろな『道中記』に船木宿のことを書き残した旅人達がいた。」
平成十二年三月 宇部市教育委員会 |