河内神社の夫婦杉 下関市指定天然記念物
「河内神社境内にある『夫婦杉』と呼ばれる二本の杉は、目通し幹周りが501cmと317cmを測る。
社殿によると河内神社は明応四年(1495)の創建で、元禄九年(1696)八月にこの地に移されたとあり、現在の地に移されて三〇〇余年の歴史をもつものである。
夫婦杉は科学的な調査をしてはいないが、その形状から両者共に三〇〇余年の樹齢と考えられ、現河内神社と共に、はるかな歳月を経た杉と言えるが、立地にも適しまた地元民にも守られ、現在も樹幹は通直で正当な成育をなし、樹勢も旺盛、更に町域でも抜きん出た巨樹であり、子々孫々に伝え残す価値のある樹木である。」
平成十三年四月二五日指定
下関市教育委員会 |