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松巌院庭園南橋
2011.06.11

岩国市藤生町5丁目24-6

橋長:2.1m
橋幅:0.6m
桁2列
単径間桁橋




名勝松巌院(しょうがんいん)庭園 山口県指定文化財
「松巌院の庭園は、山門付近から本堂前にかけての平庭式枯山水庭園と、本堂の南側に建つ隠寮松濤軒の南面に広がる池泉観賞式の二庭からなっており、中心の庭園は池泉観賞式庭園である。
 庭園構成の中心は滝石組であり、三石で水落石を形成している。滝には清冽な水が落ち流水式に蛇行しながら池泉へと注がれる。池泉には四か所に石橋が架かり、園内を回遊散策できる。
 安政六年(1859)に書かれた今北洪川筆“松濤軒記”が寺に残り、これには作庭時期や作者に関する記録があり、松巌院の庭園が月渓和尚によって作庭されたものであることが記されている。
 日本庭園で、その作庭年代や作者の分かっているものは非常に少なく、作庭時代や作者が明確な庭は、その時代の息基準庭園として、庭園史上における価値は極めて高いものがある。松巌院庭園はその廃園の造りも優秀であり、この時代を代表する県内有数の名園と言える。さらに、“松濤軒記”という記録の存在によりこの時代、この地域の作風や作庭の基準となるばかりでなく、学術資料としても極めて貴重である。」

岩国市教育委員会
本堂の奥

隠寮松濤軒前に広がる庭園

南側の1基

側面

庭園奥から

上部