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周防国分寺門前橋
2009.09.13

防府市国分寺町

橋長:2.6m
橋幅:3.9m
単径間桁橋




周防国分寺楼門
県指定有形文化財
「この門は、三間一戸、潜り戸付きで、屋根は、入母屋造り、本瓦葺きの楼門で、棟高は約12mほどである。
 上層の縁、高欄、組物、二軒扇垂木、花頭窓など、禅宗様式を取り入れて、全体に美しい構成である。
 門の左右には、室町時代の製作とされる一対の阿吽形の金剛力士(仁王)像(像高約3.5m)を安置する仁王門である。
 かつての門は1417年(応永二四)に焼失したが、1596年(文禄五)に毛利輝元公が再建し、1767年(明治四)毛利重就公が大改修をし、近くは1956年(昭和三一)に解体修理を行っている。
 このように建立年代は古いとは言えないが、創建当時の境内地にあり、大寺院の山門にふさわしい規模と構成を備えた建造物である。」

防府市教育委員会
周防国分寺入口、楼門前の巨大な一枚岩

側面

下部

楼門

国分寺金堂
国指定重要文化財
「国分寺は、聖武天皇の国家の災除景福を祈る勅願により国ごとに設置された官寺で、当寺は、周防国の国分寺にあたります。
 現在の金堂は、毛利重就(萩藩七代藩主)を施主として建立され、桁行七間(約22m)梁間四問(約15m)で屋根を二重とした大きな仏堂です。
 寺地、外観、規模、平面形式、内部空間、須弥壇等に古式以来の由緒をよく伝える一方、唐破風造の向拝等に近世らしい特色も見られ、大規模な金堂が残ることでは全国の国分寺の中でも珍しく貴重な遺構であります。
 堂内には、本尊の木造薬師如来坐像ほか数多くの重要文化財をはじめとする仏像が安置されています。
 平成九年から平成一六年までの八年間、保存修理事業として全解体修理を行いました。
 この工事による発見や古文書により、現在の金堂は、安永八年(1775年)に建立されたと考えられていましたが、安永四年(1775年)に着手し、安永八年(1779年)に上棟、天明八年(1788年)ごろ完成したものと思われます。」

防府市教育委員会