ニ階川と雨池(天池)
「ニ階川は、大野毛利氏の平生開作(1651〜1658)の時作られたものです。干拓はまず土手を作り排水のための川(大内川)をつけましたが、干拓地が低いため海水面との関係で川底は干拓地より高く造られました。このため、大野側の排水が不能となり川底を暗渠で下側の川へ流す方法が工夫され、これを二階川と呼ぶようにになりました。
雨池(平堤ともいう)は平生開作により築造され、この開作によって一ニ○町歩(一ニ○ヘクタール)の農地とニ○町歩(ニ○ヘクタール)の塩田ができました。
この雨池は農地の潅漑用水の溜池として作られたもので約五〇町歩(約五〇ヘクタール)の水田を現在も潤しています。」
昭和63年1月30日 平生町教育委員会 |