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落合の石橋
2006.07.17

山口県萩市大字佐々並 落合
国登録文化財

橋長:2.4m
橋幅:1.7m
石刎橋





落合の石橋
「橋長2.4m、幅1.7mの石造りの刎橋
刎橋とは、石組の両岸から片持梁の役割を果たす柱状の石材が桁として突出し、その上に板石をのせた形態の橋のことをいう。石材の分布からみると、山陰には玄武岩、瀬戸内には花崗岩でつくられたものが数多く建造されており、他の地域ではほとんど見られない橋梁形態で、山口県特有のものとされていて、この橋の場合、桁の上に3列の加工された玄武岩らしき板石がのっている。
 また、この落合の石橋は、山陰から瀬戸内への橋梁形式や技術伝播の中継地として注目され、瀬戸内の柳井。秋穂・防府の塩田地帯に築かれた入り川(水路)に多く見られる。
 石橋は人馬の往来の賑わった幕末の萩往還の様子を偲ばせ、併せて旭村の果たしてきた地理的・歴史的な役割を発展的に考察する上での
歴史的資料としても貴重な建造物である。」

山口県萩市
萩往還です

左岸側

上部

国道262号線、駐車帯のところに案内標識があります