旧周布家長屋門前橋
「周布(すう)家は、萩藩永代家老益田家の庶流で、石見国周布郷の地頭職として周布村に住し、周布を氏としたことから始まる。藩政時代は大組士の筆頭として、1,530石余の知行地を長門市渋木に領していた。
こ長屋門は同家萩屋敷の表門で、平屋建本瓦葺き、東西の桁行24.91m、東端から北に折れ曲がった部分の桁行11.2m、梁間3.96mの、道路に沿った長い建物である。
中央から東寄りの所に、2.46m幅の門を構えて開き扉を設けている。建物の外観は腰部を下見板張りとし、基礎に見事な切石積みがあり、上部は白漆喰大壁造である。江戸中期の代表的な武家屋敷長屋の様式を残している。」 |