内砥川八幡神社参道橋
2007.10.07
橋長：1.4m
橋幅：3.0m
単径間桁橋
小城市重要文化財
「内砥川八幡神社には参遣人口から社殿前にかけて三基の肥前鳥居が奉献されている。外側から一・ニ・三の鳥居と呼ぶ。
一・二の鳥居には銘文が刻まれており、一の鳥居が寛文二年（1662年）、二の鳥居が正保四年（1647年）に建てられたものであることが分かる。三の鳥居は、銘文が剥落しており、製作時期は不明であるが、様式をみると肥前鳥居発生期の、初現的様相を呈し、大正期（1570年代）の可能性も考えられる。
二の鳥居には、“石匠 関谷孫右衛門”“石工 武富源右衛門”“施巧 平川甚左衛門」という砥川石工の棟梁の名前も刻まれている。
これら三基の肥前鳥居は、形態的変遷を知るだけでなく、砥川石工の実態を知るうえでも重要な位置付けを占めるものであり、将来に継承すべき歴史的文化遺産である。」
平成九年八月一日
小城市教育委員会
