下村湖人生家
神埼市重要文化財
「この建物は、「次郎物語」の作者下村湖人の生家として古くから知られています。教育者・特に青年教育に情熱を注いだ下村湖人が、幼年時代を過ごした家です。その後、所有者は変わりましたが、昭和四十五年生家保存のため、下村湖人生家保存会より千代田町が買収、修理を行い今日に至っています。
古今、時代の流れ中で、古い建造物が壊され、新しい家屋に変わっていますが、この生家は市内に残る明治時代初期の建造物として、非常に貴重なものといえます。このように、失われつつある古い建造物を、永く後世に残すとともに、下村湖人の業績を称え、また精神文化の拠点として保存活用を進めています。
【構造形式】
桁行六間半、梁行四間半で、入母屋造、妻入りの左右に二間・四間
の座敷や小屋の張出しを付けています。
座敷や土間は、害棟造りの一宇本体のみ二階があります。
【建築年代】
明治時代初期(増築部分は明治中期〜昭和時代)」
神埼市教育委員会
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