円応寺石門
「アーチ部分は、下から8段目から切石を組み合わせており、最上部には、幅の狭い切石があります。 正面のアーチ上部中央には「西海禅林」と記す扁額石があります。この字は、第28代武雄領主鍋島茂義が16歳の時に書いたものだと言われています。 規模は、幅4.85m、厚さ0.97m、高さ4.17mで、屋根は切妻になっています。 建立年代は、背面向って右の銘文より「文化十四年(18179になります。 この種の門としては、長崎県の三か所が知られていますが、アーチの組み方が円応寺アーチ型石門とかなり異なり、かつ、屋根もかなり簡略化されており、これ程整ったアーチ型石門は、他にあまり見当たらなく、建立年代もはっきりとしており、石造建築史上価値が高いものです。」 平成5年4月30日 武雄市重要文化財(建造物)指定 |