勝宿神社参道橋
2007.10.08
橋長：4.2m
橋幅：2.4m
3径間円弧桁橋
「川久保の北方山麓に位置し、神代勝利以下歴代の川久保邑主をまつってある。
社伝によると、江戸初期に建立されたといわれ、当時、長崎から棟梁を招いて建てさせたという。本殿は、一間社流造りの小規模の建築であるが、木彫技術の巧みさはいうまでもなく、重量感のある反り屋根ととうきょうに支えられた廻り縁とのすばらしい調和を見せている。
神代大和守勝利は、武勇にすぐれ、神埼、佐賀、小城の山内を領し龍造寺と対抗した。一時は、龍造寺を筑後に追い、その勢力は、佐賀平野から筑前の一部まで及んだ。しかし、後には、龍造寺隆信に追われ畑瀬（富士町）で病死した。その子長良の代になると鍋島家と姻戚となり、佐賀藩の宿老として明治維新にいたるまで、川久保一帯を支配していた。」
