岩松軒寺石造十六羅漢像

2007.08.25

佐賀市木原1丁目




石造十六羅漢像並びに石造釈迦三尊像付石造駒形標柱
19躯 付11基
昭和48年2月11日指定
「十六羅漢は正法護持のために講ぜられた修行者の一群で、禅宗では修行の階程として羅漢を崇敬している。羅漢像ははすべて結跏、半跏倚坐等の坐像であって、像高50〜80センチ、切石の台座に坐している。釈迦三尊像の中尊である釈迦如来は、両手を軽く組み蓮台上に結跏趺扶坐する坐像である。
 十六羅漢及び釈迦三尊をを合わせて19躯からなるこの群像は、その彫像技法などからみて、江戸持代の宝暦年間(1751〜1764)前後の作と推定され、肥前石造工芸の円熟期の所産として全体的調和をよく整え、石造彫刻としてその価値が高く、江戸時代における信仰史の上からも注目される文化遺産である。」