郷社西ノ宮社
2007.08.25
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佐賀市北川副町大字光法
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郷社西ノ宮社
御祭神 蛭子尊、大己貴尊、事代主尊
由緒
「人皇第七十八代二条院の御代信濃の国、伊那郡の武士で本田大和守昭雲という人が保元平治の乱後亡命し、かねて崇敬する摂津の国の西ノ宮社の分霊を勧請し承安二年に社殿を造営し、西ノ宮大明神として祭り、天下泰平・国家安全を祈願した。その後に至り竜造寺、鍋島両家にても崇敬厚く鍋島直茂勝茂公には武運祈願等をなされ慶長九年には宝殿一棟社領二十三町余を寄進された。
境内には佐賀市民族資料の指定を受けた“エビス坐像”が安置されており、寛政三年に奉納された角型形の手水鉢がある。
南には同じく慶長十一年頃奉納された肥前鳥居が残っている。」 |
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参道橋があります
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親柱には明治四十三年の銘がありますが、コンクリートに作り変えられています
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石造恵比須坐像1躯体
佐賀市重要有形民俗文化財
昭和44年2月11日指定
「恵比須は、大黒とともに福神として近世以来広く信仰され、二十日恵比須などの民間行事が今も行われ、恵比須信仰が庶民生活に深く根ざしていることを物語るものである。
この恵比須像は、恵比須を祭神とする県内に数少ない西宮社に奉祀されているもので、その製作者は明らかでないが、製作年代は江戸時代中期の享保16年(1731)という県内における最も古い作例のひとつで、よく完構を保っており、他に例を見ない誇張性の少ない表現や均整のとれた福神の相など石造彫刻としても注目すべきものがあり、また恵比須信仰を知る民俗的な遺例としてももその価値が高い。」 |