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大堂神社参道橋

2007.08.25

佐賀市諸富町大字大堂 大堂村

橋長:4.6m
橋幅:2.8m
4径間桁橋
架設:宝暦13年(1763)




裏から進むと鳥居の手前に架かっている橋が見えました

今日2番目のチェックポイントで出会いました

側面

親柱

下部

大堂神社銅造明神鳥居
佐賀県重要文化財(建造物)
「大堂神社は、弘安二年(1279年)創始したと伝えられ、事代主神・大山祇命・豊玉姫命・平将門・宗像三女神をまつる。境内中央に見られる唐獅子の灯籠には、諸富津周辺の船頭や舟問屋・舟大エなどの信仰を伺わせる。
 この銅造鳥居は、県内唯一の鋳銅製明神鳥居であり、島原の乱に出陣した初代小城藩主鍋島元茂が、彼の産土神である大堂神社に戦勝祈願成就に寄進したもので、鳥居左柱には、銘が刻まれている。歴史的な重義ばかりでなく鋳銅技術史のうえからも価値が高い。
 この時期の鍋島氏は、島原の乱における軍礼違反により幕府の尋問を受け、佐賀領内や江戸表では、佐賀藩改易が心配されている。
 銘文中に見られる「武運彌盛」「子孫繁衍」の文字は苦況にたたされた鍋島家の安堵を願う元茂の心が表れたものと推察される。
(鳥居左桂銘文)
  高望的裔 平氏僣王 受身佗土 示化此方 大士乗跡
  明神放光 威獰雷走 使令薙翔 才消再拝 乃降千祥
  華養新鑄 丹心淡彩 低音以彰 惟善錐少 所求孔将
  六處常耀 一列永康 武運彌盛 眉壽無新疆  子孫繁衍
  寛永十七庚辰年二月十五日
        大願主従五位下
鍋島紀伊守藤原元茂
鍋島式部小藤原貞村
野口六左衛門尉藤原吉紹
奉行 西原又左衛門藤原良忠
大園右衛門尉平

座主権僧都法印俊海

(構造)
 笠木は、ゆるやかに反り厚みを増す。木鼻は斜めに切れる。柱は、下部になるにつれ少しづつ太くなり、ほぞのある鋳造円筒を四個積み上げ、二段目まで砂をつめる。基部は、円形の台石に乗る。笠木・島木・貫は、長方形の銅板を鋲止めにした箱状のものを三本継ぎにし、継目に幅広の薄い銅板を巻く。笠木の上面は細い胴板で覆う。笠木と島木の芯には松材を使用する。貫は不明である。
(法量)
高さ四・七八m 笠木長六・八七m 笠木厚一・五cm」

平成二年三月
佐賀県教育委員会
諸富町教育委員会


境内の狛犬