宝篋印塔
「享和二年(1802)に豪潮律師によって建立された塔です。豪潮律師は、肥後玉名郡の天台宗専光寺の名僧で、当大興善寺にあって八万四千塔の建立を発願し、その最初の塔として、この宝篋印塔がここに建立されました。
この塔は、宝筐印陀羅尼経を表わす梵字を陽刻した、高さ約2.4m、幅約3mの巨石を据えて基壇とし、その上面のほぼ中央に基礎・塔身・笠・相輪からなる宝篋印塔が据えられています。塔の高さは、2.57m、石材は花崗岩で、基礎・塔身・笠は各一石、相輪は二石で造られています。
塔身には仏を表す梵字で、金剛界四仏(南 宝生・西 阿弥陀・北 不空成就・東 阿しゅく)が陽刻され、基礎には次の文字が陽刻または印刻されています。・・・省略」
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