樋の口古墳 市指定史跡
「この古墳は円墳で、内部の主体は横穴式石室であり内壁には全面に赤色顔料が塗られています。石障(石の板)には砂岩が用いられ、その表面には整形のノミ跡がはっきりと観残り、当時の石工技術を知ることができるとともに、石室構築技術は大陸文化との関連が考えられます。
また、県内でも極めて類例の少ない肥後型石室であり、石室の構造も整然としていることから、古墳時代後期(五世紀)の古墳としてその価値は極めて高いものであるといえます。出土品としては円筒埴輪・家型埴輪・鉄刀・鉄剣・鏡などがあったと伝えられています。」
唐津市 |