鶴の岩屋仁王像

2017.04.23

唐津市肥前町入野




碑文
にあんちゃんの里記念碑建設にあたり

「どん底の貧しい生活の中で明るく生き抜く10歳の少女の日記、昭和28年から親もない家もない兄妹4人が厳しい現実の中でくじけることなく、いつも励まし合って生きる姿を正直につづった日記は生のままの描写で時代を越えて読者に深い感銘を与える。
 当時4千人もの人が居住した大鶴の地も今や50人程の人が暮らしています。にあんちゃんの発祥の地に大鶴炭鉱20年のあゆみとにあんちゃんの日記の一部を刻し訪れる人々の兄弟愛、家族愛の醸成を願うものです。この碑建設に当り地元菖津区、大鶴区の協力と、町内をはじめ、全国各地よりのご支援に感謝いたします。

2001年秋建立 安本末子同級生世話人一同
日記 兄の卒業式の日 3月23日(火)晴
春のにおいをそよ風にのせて今日は卒業式の日でした。「安本高一」という先生の声に前を見ると六年生の列の方からにあんちゃんが出て来られました。特別努力賞をもらわれるのです。
 にあんちゃんは貧乏にくじけず勉強にはげみ、同級生には負けない頭を持っておられます。お金が有ろうと無かろうと一日も学校を休ず、家に帰ってからも二、三時間は必ず予習復習をしてねられしけんはたいてい100点ばかりで立っぱな成績ばかり持って帰ってこられます。
 私はにあんちゃんのすがたを見ているうちになみだで目がかすんで何も見る元気がなくなり、となりの人に、もたれるようにしておりました。
安本末子」
にあんちゃんの里の記念碑が建っているところから上って行きます

上りきったところにお堂

「鶴の岩屋は本堂の奥です ご自由に御参拝下さい」と書いてあります

ご本尊様にお線香をあげて奥へ

奥に鶴の岩屋

入口の仁王像

阿形?

吽形?

岩屋の内部

右側

右奥

最奥

左奥

左側