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正一位稲荷大明神参道橋
2007.08.04
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由布市湯布院町川西
内徳野川
径間:1.1m
橋幅:2.3m
桁厚:20cm
単径間桁橋
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正一位稲荷大明神
「昔、桑屋は佐賀県道開通開通そして硫黄山への迂回新道として繁栄した。鮎川井路の戸前(水の調整水門)に狐が引っかかっていた。よく見るとずぶぬれ、そして死んでいる。母屋の主人はその狐を引き上げ家に持ち帰った。かべなし(玄関横の軒下)に置いた(昔から狐は稲荷様の使いの者として大事にされていた)ところが翌朝のこと、もう一匹の狐がいて涙を流しながら死体をなめていた。この二匹の狐の関係はわからないが、狐の愛情の深さに感動して、あつく弔った。その後火がはじこうなる前に信仰する人に半鐘や拍子木の音が聞こえてくるので近所の人に気をつけるよう知らせ、ボヤ程度でおさまった。こんな事が度々続いたので地元の人々は狐さんの警鐘だと信じ崇めるようになった。その後地元有志が伏見稲荷に官位の札を受け、正一位稲荷大明神として社を建立した。今は官位の札がご神体となっている模様。地元では防災の神として崇拝し年二回の祭をしている。初午と十二月二十日。狐の埋葬場所は社の裏で母屋の家紋入り墓碑が立っている。今でも冬の寒い夜など地元の人は拍子木の音が聞こえてくるという、そして火の元を確かめ合っているそうです。」
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旧日野医院の南側に稲荷神社の鳥居があります
横には小川が流れていますので遡ってみました
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稲荷大明神前に参道橋、上部はコンクリート
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下部、縦断勾配がついています
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上流側
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神社側から
奥の家は旧日野医院離れの建物、川から庭園の池に取水してあります |