嶽雲庵の六地蔵塔 市指定有形民俗文化財
「この段の上にある庵は嶽雲庵(がくうんあん)といい庵の本尊『薬師如来』と、北の方の文殊平にあった妙徳庵の本尊『文殊菩薩』が安置されています。
如来による温かい薬湯と、菩薩による清らかな智水は金鱗湖に注がれ、盆地の底に美しい流れをなしてきました。
行者は四峰の起点とし、村人は生活の泉となし、牛馬には憩いの場となってきました。人々はこの薬師如来と文殊菩薩に感謝の心を表わすため、境内に磨崖仏や六地蔵塔を建立しました。
町の中にたくさんある塔の内、この六地蔵塔は最も古い時代(文明四年=1472年)に建立されたものです。」
由布市教育委員会 |