佛山寺の青面金剛
2013.10.26


由布市湯布院町川上




龍峩山 佛山寺
「今より約一千年前の一条天皇の御代、性空上人、九州巡錫中、霧島神社に参籠するに御神宣あって、その御つげにより由布岳の山腹に到りて誦経したれば、具一切功徳慈眼視衆生(観音経の一説)と鳴動する岩あり。その岩にて観音像を刻して祀ったのが始めと伝えられる。
以来、全盛時には由布院内に十数ケ寺の末寺を有する由布の霊場の本拠地とされてきたが慶長元年(1596年)妙心寺派(禅宗)の寺として再出発した。性空上人の刻した由布霊山観世音菩薩は今も観音堂に安置され、秘佛として三十三年に一度ご開扉される。毎年七月十八日には嶽まつり、毎月十七日には観音講が修されている。又、毎週坐禅会、写経会も行われている。」

平成十三年辛巳歳
現住 能忍 識
龍峩山 佛山寺

本堂

境内の由布市指定天然記念物の大イチョウの下に青面金剛

一面四臂

左側に二猿

右側に一鶏

足元の邪鬼