又井横穴墓・又井磨崖仏
「横穴墓は長さ12m、幅4mの壁面に地上より15cmの高さに2基、地平面から直接1基、65cmの高さに1基、合計4基が横並びに掘られている。これは古墳時代(300〜600)のもので各墓には鉄平石の扉があったが現在残っているのは1基のみである。この墓から明治時代朱を塗られた人骨が発見されたと伝えられている。磨崖仏は横穴墓群上部の枠彫りの中に、線刻された見返り地蔵菩薩像がある。その左横に地蔵菩薩・阿弥陀如来像もあり、少し離れた右横の枠彫りの中に次の銘が陰刻されている。
天正六戌刀三月一八日 照山妙香 悟翁□□ 天正七□正月一八日 天正七年(1578)供養のために彫られたものと思われる。」
山香町教育委員会 |