泉福寺石風呂

2008.07.20

杵築市山香町大字吉野渡




泉福寺石風呂 国指定重要文化財
「金亀山泉福寺は、養老年間に仁聞菩薩の開基と伝えられ、観応3年(1352)に再建されたが明治初年廃寺となった。
 この石風呂の構造は上下二階式で、上部が浴室、下部が火ぶくろとなっている。
 浴室入口の両側と上部は板碑、浴室内の四壁は岩盤を削ったり、板碑や各種の石材を積み重ねていき、天井や床は板碑や板状の石材を用いている。
 石風呂は全国的に横穴式・炭竈式のものが多く、このような二階式のものは類例が少ない。
 使用法は下から火を焚き、床に石菖やヨモギ等を敷きつめ、熱くなると水をかけて中に入り身体を温めて治療していた。
 浴室入口の高さ90cm、奥行きは150cmである。製作年代は不明であるが、江戸時代中期の記録に“病人多く集り焚く”とある。」

杵築市教育委員会
案内板に導かれてやって来ました

内部