臼杵石仏仁王像
2003.10.19
|
臼杵市大字深田
|

|
国宝臼杵石仏
「臼杵石仏は、千年の風雨に堪え、ひたむきな信仰のあかしを、今もなお残している。平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたといわれ、遠く千年の歴史・文化を伝えてくれる。
六十余体の磨崖仏は、昭和27年国の特別史跡、昭和37年国の重要文化財の指定を受け、永年の歳月をかけて行われた保存修理工事を平成6年3月に終えた。その時に頭部のみの姿で親しまれた古園石仏中尊の大日如来像も本来の姿(胴と一体になり)にかえり、臼杵磨崖仏四群五十九体が、平成七年六月国宝に指定された。磨崖仏では、全国初、彫刻においても九州初の国宝指定。木彫りとみまがうばかりの見事な彫刻技術、そして仏の数は、他に類を見ることなく、国の内外で文化遺産としての高い評価を得ている。」 |
 |
以前の写真を整理していたら仁王像が写っていました(2016.02.11計上)
|
国宝追加指定
金剛力士立像
「像高(仏像本体部分の高さ):推定249.0cm
最大幅(右手先から天衣外側):不明
※胴体部分は脱落している
※脱落片は4個ある
像高(仏像本体部分の高さ):257.0cm
最大幅(右手先から天衣外側):187.2cm
【解説】
臼杵磨崖仏は昭和27年に国の特別史跡に指定された後、
諸仏のほとんどが昭和37年の重要文化財指定、平成7年の国宝指定を受けています。
平成29年3月、古園石仏に向かって右側の岩壁に刻まれた2体の金剛力士立像が新たに国宝に追加指定されました。
この金剛力士立像はいずれも古園石仏と同時期に、参道の山門の二王(二体の金剛力士という意味)として彫刻されたものではないかと考えられます。」
平成29年3月 臼杵市教育委員会
|
 |
7年9ヶ月ぶりの訪問
|
 |
古園石仏の手前の金剛力士像
|
 |
古園石仏側からのほうがよく見えます
|
 |
右側
|
 |
左側
以上 2017.11.04撮影 |