臼杵磨崖仏
(大日石仏)
2004.09.04
臼杵市大字前田
臼杵磨崖仏
(大日石仏)
「龕部に七体彫られているが、いずれも風化が著しい。龕の中央に位置する四体は、顔容が不明瞭であるが、丸彫り手法によって掘り出された姿からは、木彫仏を思わせるような丸味とやわらかさが感じられる。
向かって右端に彫られている三体は比較的保存状態が良く、豊後の磨崖仏としては珍しく八頭身のすらりとした姿体をとどめている。
製作年代は、中央四体が平安時代末期(十二世紀末頃)、右端三体は、鎌倉時代(十三世紀)の作と推定される。」
臼杵市教育委員会