辛島泉神社青面金剛

2016.11.13


宇佐市辛島




酒井泉社(泉神社)
「社殿は、大化4年(649)に建立され、天平宝字3年(763)に霊泉で酒を造って八幡神に献じ、その残滴を注いだところから泉が湧き出たので『酒井泉社』と称するようになったと伝えられている。その後、奈良・平安の頃八幡神の新しいご神体は、宇佐宮と深いご縁がある『八箇社』』を巡ってから、本殿に安置されるという『行幸会』が行われていたが、その由緒ある八箇社の中の1社として重要な役割を持った『酒井泉社』であった。」
いつも泊まるホテルの前の神社

社殿

宝池
「天平宝字3年(763)に、社殿の傍らの霊泉で酒を造って八幡神に献じ、その残滴を地に注いだところ、泉になって湧き出たという伝説から、この場所に池を掘ったのが起源であろう。それ以来、昭和の終わり頃まで約1200年間湧き出し続け、名水として、また水田の灌漑水として永く利用されてきたが、平成の初め頃(1990)市の下水道工事で水脈が切断され、湧出量が減少してしまった。」

境内の石造物

隠れキリシタン燈篭
「天正14年(1586)大友氏の攻撃で、辛島城陥落の後、大友氏輩下の戦死者の霊を 弔うべく、キリスト教信者によって建てられたものであろう。
 十文字の結び紋様、結び目から出た枝の数10本など、隠れ紋様が見受けられる。最下段の石組みの上には、ローソクを立てたり、供物をしたであろう皿状の凹みが冥福を祈る信者の心根を物語っている。」

境内の南端

青面金剛 正徳二壬辰天(1712)