呉橋
「寄藻川に架けられた神橋は呉橋と称せられ 宇佐神宮西参道からの入口にあたるが昭和初期までこの通りが表参道であった。 創建年代は不詳で昔、中国「呉」の人が架けたと伝えられている。この様式は中津市の当宮旧摂社薦神社に見られるほかは全国的に少ない。木造の廊橋で橋脚石造三基、幅3.46m、長さ24.67m、向唐破風造、屋根は桧皮葺である。 元和8年(1622)細川忠利公が修築したものが現存するが明治9年、昭和26年頃に河川の拡幅と堤防工事が施工されたためコンクリート橋が正面に取付けられた。 正安3年(1301)に差遣された勅使和気篤成朝臣の御歌が残されている。 影見れば月も南に寄藻川 くるるに橋を渡る宮人」
(県有形文化財) |