城井1号掩体壕

2007.07.08

宇佐市大字城井(じょうい)159番地の3

幅:21.6m
奥行:14.5m
高さ:5.4m





城井1号掩体壕 市指定史跡
「宇佐海軍航空隊は1939(昭和14)年10月1日、練習航空隊としてつくられました。しかし、米軍の空襲をうけるようになった1945年の太平洋戦争末期には特別攻撃機の基地となり、多くの若者が南の空に飛び立っていきました。
 掩体壕とは軍用機を敵の空襲からまもるための施設です。柳ヶ浦地区を中心とした飛行場の規模は、東西1.2km、南北1.3kmで約150haもありました。現在、航空隊のあとは水田や宅地となっており、その面影を残すのは10基の掩体壕などわずかな遺構だけです。
 宇佐市では戦後50年の節目を平和元年とし、この負の遺産を平和のシンボルとして21世紀に伝えることにしました。その第一歩として、平成7年3月28日に城井地区にある掩体壕1基を史跡に指定しました。そして、平成9年度にはこの掩体壕と周辺用地を買い上げ、自治省の地域文化財保全事業として史跡整備を実施しました。」