6,800
殿町古田家仲間長屋門前橋
2013.10.05

竹田市竹田

橋長:m
橋幅:m
単径間桁橋




江戸時代の面影を残す武家屋敷
古田家仲間長屋門(ちゅうけんながやもん)
「ここ殿町は城下町東南の一面に位置し、往時には両側に重臣をはじめ多くの武家屋敷が軒を重ねていました。1787年の古絵図には武家屋敷数は十三軒あって禄高は約百石〜二百石の武士が住んでいた地域です。
 この殿町通りは、両側に重々しい土塀と門が往時をしのばせ、その長さは百二十米程ですが、特に土塀は長い風雪に耐えしのび、歴史の重厚さを感じさせます。この風情にとけこむように古田家の仲間長屋門(ちゅうけんながやもん)は存在します。
 この長屋門の半分は、弘化四年(1847)に建てられた仲間長屋が基をなしており、江戸時代の間は仲間長屋として利用されていました。
 明治初期には、養蚕のため従来の仲間長屋と棟続きとした長屋門に改築されています。その後、長屋門は昭和六十三年度に解体修理され、武家屋敷群の風情を損なわせる事なく
建築当時のまま保存されています。
 この先に『切腹の間』のあった北條家があります。北條家は岡藩第八代藩主久貞侯の側室北條織江の生家で、孫の久持は十五才で第九代藩主となりました。織江の墓は竹田市十川の龍上寺にあります。北條家の前には奉行職を務めた長尾家があります。当時は見事な庭園がありました。」

平成九年四月
歴史と文化を考える会
古田家仲間長屋門

門前

側面

側面