仙崎公園

2018.04.14


佐伯市蒲江大字西野浦




ようこそ仙崎公園へ
「ここ仙崎公園は、蒲江町の海岸線の中ほどに位置し、日向灘に突出したリアス式海岸の半島の先端部にあたり、一帯は日豊海岸国定公園・豊後水道県立自然公園に指定された風光明媚な景勝地である。
 仙崎山は標高412メートル、公園面積は約20.40ヘクタールで、東に波の荒い芹崎鼻をもち、東南岸は3キロメートル以上も連なる海食断崖である。
 この尾根一帯にはふじつつじの大群落が広がり、毎年4月中旬には一面紅紫色の花が咲き乱れ、その様はまさに花の大海原である。この時季に花の祭典としてつつじまつりも開催され大勢の観光客で賑わう。
 また、太平洋戦争も終わりのころ、日本軍は急きょここに砲台築造を始めたが完成をまたず終戦となる。山頂近くには今も数ヶ所の砲座の跡が昔日のまま残され、郷土に、日本敗戦史の一ページを、しるした史跡となっている。
 仙崎山の地蔵信仰の石仏は今でも根強く、芹崎鼻の突端には豊漁や、海上安全の守護に霊験あらたかな仏として『仙崎地蔵さま』が祭られ、地域住民の広く厚い信仰をあつめている。
 この辺りからの日豊海岸の眺望は、文字通り絶景の一語に尽きよう。
 つつじの観賞や、四国・宮崎方面、さらには、祖母・傾など、四方の遠望が楽しめる。まさに自然公園の名にふさわしい名園である。」
標高約400m近くの眺望

展望台への途中

展望台から入津湾方面を望む

ふじつつじの大群落

ここからも海が見えます