白水の滝

2007.12.02

竹田市荻町陽目




白水(しらみず)の滝
「この城水の滝の特徴は、岩間からほとばしり出る湧水にあり、滝の高さは38mあります。
 かつては、約100mにわたって湧水が飛び散り白く輝いて、日本一の飛泉とたたえられ、各地から多くの人々が見物に訪れました。
 岡藩主の中川氏も、お茶屋を建てて清遊したと伝えられています。
 画聖田能村竹田は、備後(岡山県)の学者を伴ってここに遊び
 断岩如墻鑿幾窓 奔流突出響淙淙
 自誇豊後邦中勝 天下の奇観白水滝
と誇らしげに城水の滝をたたえています。
 又、有名な歌人で雲上人の千種三位有功卿は、
 豊国の国の宝と岩間より
 湧きて泉の滝の白玉
と詠みました。(“泉”は、白水を一字にしたもの)
 明治34年に白水井路が通水し、この滝の水を取り入れて約120haを開田しましたが、それまでは、このあたりまで岸壁一面に飛泉が懸り、全く見事なものでした。」
 江戸時代、ここを訪れたある学者は、この滝について“水の白きこと雪にもまさり たとへんもなし”と感嘆し、“この滝のたたずまいは、いかに見るともあくことなし”とたたえています。」
右手にも湧水

途中の滝