キンメイモウソウ
2004.03.20

野津町大字王子




キンメイモウソウ 県指定天然記念物
「キンメイモウソウは、モウソウチクの突然変異によって発生したといわれています。
 昭和45年ごろ、町内岩瀬地区で生息しているのが確認されました。その後、雑木の伐採など環境整備を行った結果昭和52年ごろには約700本まで増え現在ではさらに多くなっています。
 キンメイモウソウの特徴は竹自体や葉に条線が入っていることで、その条線の入り方により『キンメイチク型』と、『縦縞型』の2種類に分けられます。
 現在、キンメイモウソウの生息地とされているのは福岡県、高知県、宮崎県など西日本に多く、その他数カ所でしか確認されていません。また、生息地のほとんどが『キンメイチク型』か『縦縞型』のいずれか1種類しか確認されていないのに対し、岩瀬地区の竹林にはその両方が存在しており、学術的にも価値が高いとされています。」

臼杵市教育委員会
県指定天然記念物