妙吉寺一石五輪塔 県指定有形文化財
「仏木山妙吉寺は臨済宗で、仁聞菩薩が当国応化のとき、この寺の山の木材で観音二躯と地蔵菩薩三躯を彫刻して三ケ寺(妙吉寺・胎蔵寺・金剛寺)に安置したことによって山号を仏木山と称するようになったと伝えられている。
天文四年(一五三五) 二月二日に宝蛇寺開山悟庵禅師の嗣法愚庵禅師が開山し、前三州大守賀翁慶公大居士(竹田津氏)が天文八年(一五三九)二月二十二日開祖した。
妙吉寺一石五輪塔は、各輪には正面から左廻りに五輪塔五大種字の四方門を刻む。
水輪の右後ろ角部に、縦十二×横九・五×奥二十四Cmの納入口を開けている。総高一四六Cm。」
国東市教育委員会
平成二十二年三月 |