魚の絵(吉丸遺跡)
「先日、あることから以前から謎の石と言われてきた石が、隠れキリシタンの遺跡であることが判明した。石は高さ1m50Cmほどの面に含がえぐられ。その下に魚の骨のような画が刻まれていた。
場所は櫛来西浜の矢野氏宅の裏畑。古老も面白い石じゃといわれてきたものであるが、これがどこで聞き知ったものか、島原の隠れキリシタン研究会の人達が見に来て、まぐれもないキけシタンの遺跡だと断言した。
魚の胴体は三本の横線、尾ほ×に刻まれている。話しでは三は三位一体を×はアンドレアクルスと言ってキリストの十字をわざと隠すために斜めに刻まれているそうだ。」
国見町文化財調査委員会編 北浦辺かくれキリシタンの遺跡より |