石源寺石仏 市指定史跡
「この石仏は、不動信仰の石仏として知られ、郡内はもとより、県内外から信者がおとずれ隆盛をきわめた。
四面石仏の一種と見られる。巨石の高さ3.5m、東側の幅3.1m、南側の幅3.5m、西側の幅2.2mの東面に薬師如来座像高さ約74p、南面に不動三尊立像、中尊不動明王像高さ約1.7m、
矜羯羅童子像高さ約90p、制多迦童子像高さ約95p、西面に阿弥陀如来座像高さ約76pが刻出され、なお、東面と南面の角に近い箇所に転法輪相の釈迦如来座像高さ約75pほどのものが彫られているが、体躯に大きな亀裂が入り上下に分れている。
終戦直後は、四家の屋敷神としてまつられていたが、現在では石原区の共有の不動様として親しまれ、旧の一月二十八日に不動様祭りが行われている。」
豊後大野市教育委員会 |