能見邸
「北台武家屋敷群に立地する能見家は、杵築藩主松平家の出身地である三河国能見(現愛知県)を姓とし、五代藩主新盈の九男幸之丞が初代となります。》『居宅考』によれば、寛成の大火(1800年)以前は岡藤介(三百石)の屋敷で、火災後、楽寿邸の御用屋敷に加えられて菜園場でした。その後、能見氏が入ったものと思われます。
平成十九年三月に能見マサさんから寄贈を受け、平成二十年度から保存解体修理を実施しました。建築年代を特定する資料に欠けていますが、建築様式などから幕末期のものと推定され、武家屋敷の旧状をよくとどめています。平成二十二年四月一日より新たな観光施設として、一般公開しています。」 |