奈多宮御由緒
「比売大神発祥の地
比売大神は、先に国前郡奈多沖市杵島に示現される。(宇佐八幡御託宣集)故に古来市杵島は、比売大神発祥の霊地として祀られ、崇敬されている。
応神天皇御滞在の地
称徳天皇天平神護元年、応神天皇は、伊予国宇和島より奈多の浜に御着岸、御滞在の上、ここより宇佐の地へ向かわれる。
奈多宮創祀
聖武天皇神亀二年、宇佐宮が創祀され、それから五年後の天平元年に奈多宮が祀られる。初代大宮司は宇佐宿祢公基公、本宮の創祀である。
日本最上八幡初中後廟
永延二年、一条天皇より、初中後にわたり最上八幡であると叡感ましまして、『日本最上八幡初中後廟』十字の額を賜る。
宇佐行幸会
称徳天皇天平神護元年、宣託より、壮大な『宇佐行幸会』が創る。勅使が下り、恩赦が行われる国家的行事であった。
宇佐宮に於て新しい御紳体が奉造されると、旧御神体が、比売大神を元宮とする奈多宮に遷幸される行幸をいう。」 |