廣円寺由来記
「山号、寺号、紫陽山、廣円寺、浄土宗大谷派に属す。初代浄珍上人により永禄7年(1564)に開山される。境内面積1800坪、縁起、豊後の大友一族で浄珍が出家して現在の田島町に寺を開いた。三代目、祐玄の頃、隈、浦川原に移転して堂塔を建立した。当時は十六間四面の本堂であったといわれている。後に隈大洪水にて同塔が流失、当時、天神の森であったといわれる現在の地に移る。ここに明暦元年(1655)に堂塔を再建立して現在に至る。現本堂は元禄三年(1690)に建て替えられた。その当時の建物では山門左側の経堂と太鼓堂が現存する。特に太鼓堂は全国的にも珍しい建物といわれている。」 |