佐伯市宇目 道中で見たもの |
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藤河内渓谷 佐伯市宇目大字木浦内 藤河内渓谷の紅葉が見頃だということで、初めて訪れました。 この手の「モミジ」は少なく、ブナ科、ニレ科、ウルシ科が多いので、山全体の鮮やかな「紅」は望めません。 |
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長昌寺五輪塔 市指定有形文化財 長昌寺所有 「材質は凝灰岩が用いられ、小振ながら端正で、水輪には金剛界四方仏の種子である梵字のキリークがある。特に火輪は軒口が厚く重厚さを増し、室町時代前期の作風らしく重量感がある。 五輪塔は密教において創始した塔形であり、密教において胎蔵大日如来の三昧耶形とされているもので、後に各宗派を通じて用いられる塔形となった。五輪はその各部が集まって一つの意義を有するものであって、他の塔にみるような塔身をもって仏の奉安所とし、これに基礎や屋根を設けたのとは、その趣を異にしている。 密教では、水輪の円、地輪の方は本体で実在界の形であり、宝珠形の空輪、半月形の風輪、三角形の火輪は変体、すなわち現象界であり、常住不変の実在界の上に変幻極まりない現象界を配したものである。そして現象界の三輪は、実在界の分離結合である。つまり、方形の半分の三角が火輪であり、円形の半分の半月が風輪であり、その上に両者の結合形である空輪をのせたものであるから、現象すなわち実在であり、大日如来の三昧耶形であると説いている。」 |
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仲江笠塔婆 市指定有形文化財 重岡区所有 「笠塔婆は石造塔婆の一種で、細長い方身形の上部に笠石をのせたものである。塔身の上部に仏像、種子をあらわすほか、長い銘文を刻むことができるのが、これらの特徴である。 浄土宗系では六字名号を刻んだり、日蓮宗系では題目を刻んだりする。平安時代後期からあらわれ、流布伝播していった。内容的には板碑と同じである。 この笠塔婆は凝灰岩でできており、惜しいかな笠石が欠損している。しかし、塔身には密教の四方仏金剛界の種子である「アク」が鮮やかに薬研彫りされ異彩を放っている。また製作年代もその形状から室町時代後期の作とすいていされる。 この種の笠塔婆は本町に一基しかないため、それだけに貴重である。」 佐伯市教育委員会 |
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以上 2005.11.03撮影 |