風瀬板碑 野津町大字西畑字風瀬 |
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県指定有形文化財 「野津町大字西畑字風瀬の丘陵端、野津から三重町に通じる古道の横に立っている。平成5年の解体修理以前は石垣に囲まれ背面下半分は土中に埋まっていた。 板碑は総高250cm、山形の頭部・二条線・額部・碑身からなる。幅123cm、高さ30cmの方形台石上に置かれていた。額部にア(胎蔵界大日)、身部上半分には蓮華座上にキリーク(阿弥陀如来の梵字をそれぞれ彫る。身部下半分に44文字の銘文がある。それによると、すべての衆生にあまねく利益がもたらされるように精心する人々で講を結び、仏の加護があるようにと、この板碑を明徳3年(1392)5月16日に造立したことが解かる。 さらに、この板碑が元禄5年頃に半折したのでそれを基礎石や周囲に石積をして補修したことが基礎石の銘文や解体修理中の発掘調査で出土した寛永通宝などで明らかになった。」 2005.02.25撮影 |