奥愛宕社(愛宕大権規)
「奈良時代の養老六年(722年)の鎮座と伝えられます。この辺りは古くから修験者の修行の場とされており、神聖な地とされていました。
祭神は火産霊神とされておリ、毎年7月には下の垢離場で身を清めた堂主が、地名となっている空木を使って火を起こす神事が行われます。
御神木はケヤキでその胴回リ3.5mの大木です。また拝殿横の木は胴回リ1.5mもあり、大分県一の榊ではないかと思われます。
空木
この辺りの地名でもあり、この木の材質は非常に堅く、金釘の代わりに木釘として使われ、幹中が空になっていることからウツギの名が出たと言われます。なおこの空木はこの附近に自生しており、かつての修験者がその木の特性を生かして火をおこしていたことから地名になったと伝えられています。」 |