割掛遺跡

2008.07.21

豊後高田市来縄




割掛遺跡
「割掛遺跡は1992年の発掘調査によって確認された、弥生時代中期から古墳時代前期にかけての墓地を伴う集落跡と、鎌倉時代から室町時代にかけけての堀や土塁を廻らす館跡との複合遺跡です。
 弥生から古墳時代にかけての遺構としては、竪穴式住居跡が20数基と石棺墓・石蓋土墳墓が5基確認され、石棺墓などの内容や副葬品からみてこの地域の拠点的集落の南端部を占める遺跡であることが解りました。
 中世の遺構としては、13世紀代の館跡の一部が確認されました。館跡は1辺80m以上にも及ぶ掘割を持つもので、この当時の館跡としては西日本では最大級の規模です。
 現在、遺跡の大部分は保存され水田の下に埋まっています。また1993年8月12日に遺跡の一部が市の史跡指定を受けました。」

豊後高田市教育委員会