長岩屋山天念寺
2004.07.25

豊後高田市長岩屋 行園




天念寺 本堂
「六郷満山中山本寺の一つであるこの寺は、かつては十二の院及び坊で構成されていました。
 現在は本堂、講堂など僅かな建物しか残っていませんが、境内には多くの文化財が点在しています。本尊には平安時代末期の作で、県有形文化財に指定される釈迦如来坐像が安置されており、前を流れる長屋川には、大岩に不動明王と二童子が刻まれています。
 また、この寺は修生鬼会が行われる寺として知られ、旧正月七日の夜に近隣の六郷山寺院から集まった僧侶たちの読経に始まり、講堂では松明を持った鬼が勇壮な法舞を行ないます。」

天念寺講堂
「毎年正月七日に行われる修正鬼会の舞台となる場所で、主尊に薬師如来坐像、脇侍に月光菩薩像立像が祀られている。」

身濯(みそそぎ)神社
「天念寺の講堂と本堂に挟まれた場所にある身濯神社は、明治の神仏分離以前は六所権現とよばれていた。八幡神との関わりの深い神々が祀られており、長岩屋の鎮守社として信仰されている。」


十六羅漢像

磨崖役行者像
「戦国時代末期のもので修験道の開祖とされる役行者が薄肉彫りされた磨崖仏である」