五霊社仁王像

2008.07.21

国東市安岐町朝来 弁分




五霊社
「弁分八坂社の五霊社は、大正八年(1919)に八坂杜本殿新築に伴ない、旧本殿を移築したものです。小屋裏内に昭和七年(1932)の修理棟札が残されており、これに元禄十年(1697)の建立とあり、裏面には当社が五霊社、天満社、大年社の合祀であることが記されています。
 五霊社は彫刻で賑やかに飾り、一見すると新しく感じられますが、蟇股や頭貫などの絵様・繰型は江戸中期の特徴をよく表しています。
 建立のち、正徳五年(1715)、天明二年(1781)に修理が施されたことが記録からわかります。また、随所にある彫刻は地方色豊かで、特に向拝中央にある鬼は他に例を見ないものです。さらに、現在は風化により目立たなくなっていますが、当初は弁柄を基調にした彩色を施していたようです。」

国東市安岐町教育委員会
楼門をくぐると仁王像

阿形

吽形

社側から