識名園
2006.10.07
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那覇市字真地
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識名園 世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群
「王家の別邸として使用された識名園(識名御殿)は、1799年に創建されて人工的に掘られた池を中心に、御殿、六角堂、勧耕台、石橋、碑文等が配置されています。この廻遊式庭園は、沖縄戦で破壊されましたが、1975年から復元整備が進められ1995年に現在の規模に拡張されました。」 |
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正門
「この門は、国王一家や冊封使などが出入りされました。正門、通用門ともヤージョウ(屋門)と呼ばれる屋根のついた形式のものです。
ヤージョウは、格式のあるお屋敷にのみ許されていたものです。識名園のヤージョウは、王府時代の格式を踏襲した趣のある門です。」
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通用門
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御殿(うどぅん)
「御殿は赤瓦屋根の木造建築で、往時の上流階級のみに許された格式あるつくりですが、雨端などに民家風の趣を取り入れています。明治末期から大正時代のはじめごろ、増改築がなされました。
総面積は525uで、冊封使を迎えた一番座、それに連なる二番座、三番座、台所、茶の間、前の一番座、前の二番座など、15もの部屋がありました。」
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育徳泉
「育徳泉は清冽な水をたたえ、池の水源の一つにもなっています。琉球石灰岩を沖縄独特の「あいかた積み」にして、巧みな曲線が優しい美しさを感じさせてくれます。また、井戸口は右手にもあります。
井戸口の上には、泉をたたえた二つの碑が立てられています。向かって右は、1800(嘉慶5)年、尚温王の冊封正使趙文楷が題した「育徳泉碑」です。向かって左の碑は、1838(道光18)年、尚育王の冊封正使林鴻年が題した「甘醴延齢碑」です。もとの碑は、戦災を受けて下部が破損したため、1980(昭和55)年に拓本をもとにして復元したものです。」
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薮にはこのような立て看板、恐いです |