福禅寺対潮楼 史跡・朝鮮通信使遺跡・鞆福禅寺境内
「海岸山千手院福禅寺は、平安時代の天暦年間(950年頃)の創建と伝えられる真言宗の寺院です。本堂やそれに隣接する対潮楼は、江戸時代の元禄年間(1690年代)に建立されました。客殿からの海の眺めはすばらしく、特に正徳元年(1711年)朝鮮通信使は、この景観を「日東第一形勝」と賞賛し、従事官李邦彦はその書を残しました。また延享5年(1748年)には正使洪啓禧は客殿を『対潮楼』と命名し、洪景海がその書を残しています。ここが文化交流の場になっていました。」
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