神辺本陣

2015.02.14

福山市神辺町(かんなべちょう)大字川北




神辺本陣 広島県重要文化財・史跡
「江戸時代の神辺は、備中高屋宿と備後今津宿の中間に位置する宿駅として栄え、本陣は三日市の尾道屋菅波家(西本陣-神辺本陣)と七日市の本荘屋菅波家(東本陣)が勤めていた。神辺本陣は代々酒造業を営み、寛文年間(1661〜1669)筑前黒田家の本陣役を勤めたことに始まる。本陣施設は表門・表土塀・番所・内蔵・内土塀と延享三年(1746)建築の母屋(玄関・敷台・御成の間・二の間・三の間・札の間・湯殿)からなる。
 大名宿泊の折には平常居宅も加え、その部屋数二十七、畳数一一〇〇余枚を使用し、大名とその附添衆五〇〜七〇人の収容が可能であった。尚、休泊大名の緊急避難所として、当本陣北側に位置する仏見山万念寺が指定されていた。
 現在、住宅及び酒造関係施設の一部が消滅しているが、本陣関係施設の大部分は現存している。」

平成15年3月吉日
福山市教育委員会
神辺町観光協会
山陽道沿いの神辺本陣

南西側

町並み